ネクスト・エムの
取り組み

描くのは図面ではなく、豊かな未来像です。

2020年代に生きる建築家の使命とは何でしょう。
モダンな外観のビルを建てることや、壮麗な空間を形にすることも大切な役割のひとつですが、
私たちネクスト・エムは「建てる」を第一義とはしていません。
我々が何よりも大切にするのは「次なる社会を想う」こと。
描くものは豊かな未来です。

ネクスト・エムは、現代の社会が抱える「3つの課題(下記)」に取り組みます。
いずれにおいても大切にしているのは、建てて終わりではなく、企画から設計、建設、運用、さらに破棄までを見据え、未来の姿を想うこと。
プロジェクトの始まりからクライアントと「共に考え、共に動く」のが私たちのモットーです。

3つの課題

01脱炭素社会の実現

地球温暖化による気候変動。その影響で豪雨や干ばつ、山火事が世界中で頻発しています。カーボンニュートラルに向けた行動が求められる中では、これまでと異なるアプローチが必要です。もはや施設の取り壊しや、建物の高層化を前提とする時代ではありません。企画段階での発想を転換し、脱炭素社会を目指します。

02DXの活用

コロナ渦を境に、社会のデジタル化が急速に進みました。学校では黒板や教科書が電子化されつつあります。スポーツ観戦の場にはVRの波が押し寄せています。金融の世界ではフィンテックが席巻。DX化はレガシー産業から脱却するための鍵です。私たちは次なる社会を想い、DXの活用を視野に入れた提案を行います。

03これからの地方再生

人口減少に歯止めがかからない地方は、過去のものに。どこにいても世界とつながりながら働けるようになった今、都会を離れ、地方に集まる人が増えています。ここで注力すべきは地域の再活性化です。私たちはそれぞれの地方・地域の過去と未来を見据え、豊かな自然や掛け替えのない文化を活かす街づくりを実現します。

人生を豊かにする働き方

コロナ禍は、新たなワークスタイルを生み出しました。インターネット環境を活用したオフィスを必要としない働き方です。地方にいながら、世界中の優秀な人材とチームアップするのはもはや日常です。ここでは通勤時間という概念がなくなり、充実のプライベートと濃密なオンの両立が容易になります。新たな自由を享受するライフスタイルは、21世紀のスタンダートです。

関連コラム

進化する教育の場

生徒一人ひとりにタブレットが配られ、デジタル機器を活用した教育が行われるようになるGIGAスクール構想。ここでは、従来型の「一斉に教える授業」から、グループ討議を中心とした「考えさせる授業」への転換がはかられます。課題は、端末となるハードの整備とソフトの充実。指導体制や教室の変化も必須です。教員の意識の変化も問われる一方、生徒やご家庭がこれまでとは違う教育が始まることへの意識を持つことも大切になります。

未来の金融

お金の在り方が変わりつつあります。駅やスーパーでもキャッシュレス決済が一般化し、現金を持ち歩かない文化が浸透しつつあります。街で見かけるATMも減る一方です。フィンテックがますます浸透すると、経理の簡略化につながるのはもちろん、近い将来には経理作業は全自動化され、月一回のチェックだけで済むようになるかもしれません。銀行店舗という存在が過去のものになる可能性すらあります。DX改革は金融の未来を大きく変え、会社経営の在り方や人々の暮らしを根底から変化させます。

新たなスポーツ観戦

バスケ、ラグビー、バレーボールのプロリーグがスタートしました。迫力に満ちたゲーム観戦への期待感が高まります。ここで大切にすべきは、プレーの届け方と心の揺さぶり方です。これからのスポーツビジネスの収益性には「リアル観戦」と「VR観戦」のふたつが相関するようになっていきます。世界中の感動のシーンをまったく新しい方法でお届けし、結果的にリアルな観戦へと誘う。これからのスポーツ観戦に必要なのは「感動の発信力」です。

ストックを活かす街づくり

オフィスやマンションなどの高層ビルを中心とした再開発から、既存ストック再生型へ。私たちは、街づくりの在り方を見直します。街は大事な公共資産。だからこそ住民の意見を大事にするのはもちろん、街の歴史と文化を継承しながら、新しい息吹を吹き込みます。壊さずに造ればCO2は大幅に削減でき、建築ゴミも出ません。地球環境にも街の人にも優しい、歴史と文化を尊重した街づくりをお手伝いします。

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